早稲田スポーツ新聞会
早慶戦展望 2019年5月31日

佳境を迎えた東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)。第7週時点で明大が完全優勝を成し遂げた。しかし、今週末には伝統の一戦・早慶戦が控えている。今春の早慶戦は2位決定戦となったが、「早稲田の野球部である以上、慶応には負けられない」(瀧澤虎太朗、スポ3=山梨学院)。両校の意地がぶつかり合う。

慶大の第1先発と予想されるのは髙橋佑樹(4年)。縦に落ちるスライダーが持ち味の左腕は、緩急をつけた投球で打者を翻弄(ほんろう)する。しかし今季の髙橋佑は立ち上がりに課題があり、先制を許す試合が多かった。それでも心強い救援陣が後ろに控える。未だ無失点の津留﨑大成(4年)や制球に自信のある増居翔太(1年)、抑えの髙橋亮吾(4年)と、多彩な顔ぶれがブルペンで出番を待つ。そして2回戦の先発は佐藤宏樹(3年)、もしくは木澤尚文(3年)が濃厚だ。両者ともに六大学屈指の球速を誇る直球が魅力だが、制球に不安を残している。甘い球を積極的に狙っていきたい。

 

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