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【ロサンゼルス遠征実施のお知らせ】 2023年2月10日

早稲田大学野球部2023ロサンゼルス遠征実施のお知らせ

 

この度、2014年以来9年ぶりに春季ロサンゼルス遠征を実施することになりましたので以下の通りお知らせいたします。

なお、今回のロサンゼルス遠征ではオープン戦を実施する他、現地の少年少女を対象とした野球教室の開催も予定しております。

 

2023ロサンゼルス遠征実施スケジュール(予定)

■日程:2023年2月24日(金)~3月4日(土)(現地時間2月24日(金)~3月2日(木))

■オープン戦予定:

2⽉27⽇(⽉)(現地時間)

vsカリフォルニア州立⼤・ロサンゼルス校(リーダーフィールド)17:00PB

2⽉28⽇(⽕)(現地時間)

vsカリフォルニア州立⼤・ロングビーチ校(ブレアフィールド)18:00PB

3⽉1⽇(⽔)(現地時間)

vsカリフォルニア州立⼤・ノースリッジ校(マタドールフィールド)14:00PB

※天候等の事情によりスケジュールが変更する場合がございます。

※出発・到着時の空港ではセレモニー・記者会見等の予定はございません。

※遠征期間中に「早稲田フレンズ」(米国から早稲田大学へ主に交換留学をした元留学生の総称)をお招きした、試合観戦会も予定されております。

(参考)「早稲田フレンズ」について https://www.waseda.jp/top/news/70423

 

ロサンゼルス遠征実施に際してコメント

小宮山 悟 監督

このたびは9年ぶりの米国・ロサンゼルス遠征の実現、大変うれしく思います。Covid-19の影響を受け、2年連続で中止になっていた米国遠征を果たして実現できるのか不安な状況ではありましたが、無事にロサンゼルスの地を訪問できそうです。

弊部は1905年に日本の単独チームとして初めての米国遠征を実現した歴史があります。計26試合を戦った、この歴史的な遠征では7勝19敗と大きく負け越しましたが、勝敗という結果を超えて日本の野球界に大きなものをもたらしたものでした。当時、日本では試合前のウォーミングアップも存在しなかった時代であり、スライディング、バント、牽制など当時の最新技術を日本に持ち帰り、そのノウハウを広め、近代野球の礎を築きました。その後の第5回米国遠征では、初めて遠征期間中の対戦成績で勝ち越しました。米国の野球に追いついたわけではありませんが、日本野球の成長の一端を示すことができたとのではと考えております。

数多くの日本人選手が海を渡ってMLBでも活躍することが当たり前になった現代において、日本の一大学である、我々、早稲田大学野球部がこうして米国と関わりを持ち続けられるのも、ひとえにご支援、ご尽力いただきました関係各位のおかげでございます。ロサンゼルス・ドジャースのオーナーであった「ピーター・オマリー氏」、全米大学野球史上最も勝利した監督であり、『20世紀最高の指導者』と謳われた南カリフォルニア大学の名将、「故ロッド・デドー氏」、このお二方と親交の深かった弊部元監督の故石井連藏氏の薫陶を受けた私が、こうして母校の野球部を率いて、米国・ロサンゼルス遠征をできることへの喜びはひとしおであります。

ニューヨーク・メッツの一員として、西海岸遠征のあった2002年5月、ロサンゼルス稲門会に歓迎していただきました事が、昨日の事の様です。

また、野球解説者として、何度となく、ロサンゼルスに立ち寄り、旧友と旧交を温めて来ました。私自身も5年ぶりの渡米となり、立場も変わり、些か緊張感が増しておりますが、早稲田大学野球部の監督として、学生たちに、アメリカの良さ、ロサンゼルスの素晴らしさを伝えてあげたいと、そう考えております。

最後にはなりましたが、今回の弊部の米国遠征に関わってくださった、現地の校友の皆さま、現地の大学関係者の皆さま、早稲田大学の関係者の皆さまに、改めて深謝申し上げます。

 

森田 朝陽 主将(早稲田大学社会科学部3年)

 平素より早稲田大学野球部へご支援、ご声援を賜り、誠にありがとうございます。海外への渡航が制限される中、こうして米国遠征を実現できることは、関係者の皆さまのご尽力があってのことだと、感謝しております。

この米国遠征で、私たちはたくさんのことを吸収したいと考えています。最先端のノウハウを学ぼうと、早稲田大学野球部が日本で初めて米国遠征を実施したように、日本にとって米国は常に仰ぎ見る存在でした。時代は移ろいでも、日本で白球を追う者にとって憧れであることは変わりません。リスペクトの気持ちを決して忘れることなく、最新の技術や思考、そして文化を目で見て、空気に触れ、目指す大学日本一の栄冠につなげたいと思います。

弊部のOBである、故アイク生原氏が単身渡米をし、その後雑用係からロサンゼルス・ドジャースの元オーナーであるピーター・オマリー氏の専属秘書を経て、オーナー補佐兼国際担当を務められた功績を少しでも肌で感じ、米国の地でチャレンジャーとして、泥くさく試合に臨みたいと思います。