Q.いつ早稲田を志望するようになったのか?その理由は?
私が早稲田大学を志望するようになったのは、高校生2年生の時です。高校の野球部の先輩方が六大学で活躍する姿を神宮球場で観たことで、自分も神宮球場でプレーしたいという思いが強くなりました。六大学の中でも、早慶戦を観戦して早稲田への憧れを持ったことから、早稲田大学を志望するようになりました。
Q.具体的な勉強方法は?
スポーツ科学部の総合型選抜Ⅲ群では一次試験、二次試験とも得点の内訳が出ていません。そのためどのようなものが高得点になり得るかを考察し、自らがいかに学部にとって有用な人材であるかを証明できるかを考えるところから始めました。2024年度の募集要項には「総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦入試)では、⾼校で学ぶ教科全般の学⼒と全国⼤会出場レベルの競技能⼒を有し、 スポーツに対する旺盛な熱意を持つと同時に、その体験を通じてスポーツを科学的に探究する能⼒を培うことのできる学⽣を受け入れる。学校⻑が作成する調査書、競技歴調査書(スポーツ活動実績等)、⼩論⽂および⾯接をもとに、総合的に評価する。」との記述があります。私の場合甲子園の出場は一度で、初戦敗退という成績でしたので、競技歴には自信がありませんでした。そのため、その他の調査書・小論文・面接で挽回することを目指し課題に取り組みました。
競技歴調査書の作成:
「競技活動および学業に関する調査①②③」の設問ごとの工夫です。
①自身の競技力について、同じ種目に取り組む高校生全体の中でどのような位置付けにあると考えるかおよびその理由について記入してください。
→どのような位置付けになるかをより客観的にわかりやすく説明するために数値化することを重視しました。野球が団体競技であることや、個人の技能に点数がつく競技でないため能力値の説明が定性的になりやすく難しかったですが、定量的に証明することを目指し、執筆しました。
②高校入学後の、競技活動に関するこれまでの目標及びそれに向けた努力のプロセスについて記入してください。
→PDCAサイクルを参考に、どのような計画を立て、実行し、確認作業を行い、新たに行動したかを書いていきました。また具体例も示しながら、私が目標に向けてどのようなアプローチができるのかを説明しました。
③現在の学業への取り組みおよび早稲田大学スポーツ科学部入学後の学習計画について記入してください。
→グーグルスカラーなどを中心に先行研究を調べました。自身の行いたい研究がより専門的であればあるほど良いと考えたので論文を多く読みました。ある程度読めば知識や現状は頭に入ってきます。また論文を読む際には後からどんな研究かを忘れないように、タイトル、要約、課題、なにが得られたかなどを記しておくと便利だったのでおすすめです。
小論文:
過去問などが公式ホームページに掲載されているのでそれは必ず解いておくことと、一般入試の小論文にも目を通しておくことはやっておいてほうが良いと思います。過去問が足りなくなったら、10年分ほどはネットや図書館などで出てくるので探してみてください。また、早稲田大学社会科学部の問題や他大学のスポーツ科学部の問題などが傾向等似ているので解いてみるといいと思います。さらに、余裕があれば他大学、他学部の問題を解いておくと一般入試で出題されるような奇を衒った問題が出題されても対応できると思うのでおすすめです。小論文の添削は、高校の国語の先生と体育の先生に行ってもらいました。また、スポーツ界全般の知識を得るために、保健体育の教科書を読みました。
面接:
面接は、学部のディプロマポリシー、カリキュラムポリシー、アドミッションポリシー等を確認しました。また本番前には、競技歴調査書等で書いた部活動への取り組み、研究テーマなどを確認しました。
Q.息抜きの方法は?
体を動かすこと、15分程度の仮眠、適量のカフェイン摂取がおすすめです。
Q.早稲田を受験する人へ一言!
早稲田大学野球部では、素晴らしい仲間と共に、素晴らしい環境で野球に打ち込むことができます。受験にあたって様々な不安があると思いますが、早稲田で野球をしたいという強い気持ちがあれば、合格を掴み取ることができるはずです。みなさんと共に安部球場でプレーすることを楽しみにしています。
【指定校推薦】
Q.いつ早稲田を志望するようになったのか?その理由は?
私は高校1年生時から、桐光学園の先輩方が東京六大学野球で活躍する姿を知っており、憧れを抱いていました。六大学の中でも早稲田を明確に志望するようになったのは、高校2年生になる時の文理選択でした。桐光学園の監督さんが早稲田大学出身であったこともあり、監督さんや先輩方と同じ神宮球場で活躍したいという気持ちを強く抱いていました。また、幼い頃から両親に文武両道について厳しく言われてきたこともあり、大学でも学問と部活動の両立をしたかったということも志望した理由です。
Q.具体的な勉強方法は?
面接:
指定校推薦の面接は、難しいテーマの質問はない印象です。各々の高校での過去の情報を参考にし、面接対策を行えば十分であると思います。面接は緊迫した空気感ではありませんが、面接官が複数人いるため、かなり緊張したことを覚えています。
志望する学部への明確な志望理由、志望する学部の教育理念や特徴(他大学の同学部・類似学部と比較して早稲田にしかないもの)、自分の将来像を整理して臨むことが重要であると思います。面接は「経験がものを言う」と思うので、沢山練習することで上達させてください。
共通テスト:
指定校推薦であるため、国語、英語、数学の三科目の受験が必須でした。共通テストに向けては、他の受験生と同じような対策をした思い出があります。過去問を解く、模試を受けるなど大変ではありましたが、それも文武両道への道だと思います。共通テストの勉強は、間違いなく入学後に活きてくることを実感しているので、怠らずに取り組むことが重要だと思います。
Q.決まってからは何をしていたのか?
指定校推薦は合格が他と比較して早い時期であるため、大学に入学するまでの時間が多くあると思います。私は、その時間を練習と勉強に有効的に活用していました。
野球に関しては、高校生の時から神宮の舞台で活躍したいという気持ちを強く抱いていたため、引退してからも毎日練習していました。後輩たちの練習に混ざり、現役同様の練習をさせていただいていたことを覚えています。特に自分は、体が細く、力がないことが明確であったため、体づくりを中心的に行なっていました。私は大学の練習合流前に大怪我をしてしまったため、怪我には本当に気をつけてください。
勉強に関しては、特に英語に力を注いでいました。入学前に英語のクラス分けに使用する英語とテストが義務付けられていること、入学してからの英語の授業が高度であることから、英語の勉強には力を入れておくべきだと思います。
Q.息抜きの方法は?
私は歌を聴くことが好きなので、休憩時間や移動時間に好きなアーティストの歌を聞くことで自分のモチベーションを上げていました。また、ご褒美として好きなことをしていい時間や映画やドラマを観ていい時間を作ることで、積極的に練習にも勉強にも取り組むことができていました。
Q.早稲田を受験する人へ一言!
早稲田大学野球部では、素晴らしい環境や指導者のおかげで、野球の技術的に成長ができることはもちろん、それ以上に、代えることのできない仲間に出会うことができ、人として成長することができると実感しています。
是非、伝統ある早稲田大学野球部の一員となり、一緒に日本一を目指しましょう!
【一般現役】
- 堀越健太(スポーツ科学部・4年・投・宇都宮)
Q.いつ早稲田を志望するようになったのか?その理由は?
高校一年生の夏に大学の学部や学科を調べる活動があり、その時スポーツ系の学部に興味を持ち、早稲田大学のスポーツ科学部に興味を持つようになりました。
また、小学生の頃から早慶戦に憧れていて、早稲田大学野球部なら受験に合格すればセレクション等なしで入部出来るということを知り、高校一年生の秋頃から志望するようになりました。
Q.具体的な勉強方法は?
私は早い段階からスポ科を目指していたので、高校一年生の頃から英数国に重点をおいて勉強をしていました。部活のために平日の勉強時間が確保しにくかったので、家庭学習は数学と英語に全て費やしました。
英語:
1,2年次は授業で取り扱った文章は暗唱できるくらいまで完璧に読めるようにすると良いと思います。また、文法書の例文を速読し正しい文法を染み込ませることも大切だと思います。リスニングの教材の音声を倍速くらいまで聞き取れるようにディクテーションやシャドーイング等工夫しながら耳を鍛えるとリスニングは満点近く安定して取れます。試験前ラスト2ヶ月は毎日過去問や予想問題を解くくらいの勢いで問題に慣れると落ち着いて試験に望めて良いと思います。
数学:
1,2年次は、共通テストのような穴埋め問題ではなく、自分で条件を置いて、式を立てて解く問題に取り組んでおくことをお勧めします。問題のリードを頼りに解く中で、分からなくなってしまった時に自力で解く力があれば打開することが出来ます。全部が知っている問題なら必要ない力ですが、共通テストが急に難化することもある昨今、合格を確実なものにするには重要な力だと思います。また、英語同様過去問や予想問題を沢山解いておくと良いと思います。
小論文:
私は共通テスト後、毎日一つ小論文を書いて国語科の先生に添削してもらっていました。先生に作成していただいたオリジナル問題や、過去問を解いていました。近年は、600字から1000文字という字数設定が続いていたので、最初の100字で問題文やグラフの解釈を書き、次の100文字で自分の考えを書き、400字、200字と本文を2つ書いて残りの字数で締めるというパターンを染み込ませるといいと思います。木下是雄「理科系の作文技術」(中公新書)を読むこともお勧めします。
またどの科目も時間制限があるので、英語リーディングなら60分、数1Aなら55分のいうように厳しめのタイムを設定し、スピード感を身につけることがお勧めです。
Q.息抜きの方法は?
私は、本を読んだり筋トレをしていました。自己啓発系の本を読むことは心のゆとりを生んでくれます。また、社会学や経済系の本を読むと、息抜きと同時に、知識が増え英語の問題や国語の問題を解くときに難しいと感じる文章が減ります。
また私は筋トレが好きだったので、自習館で勉強をしていて、何点取れたらウエイトルームに何分行っていいというようにご褒美にしていました。ご褒美を用意してから心なしか点数が上がり始めました。
Q.早稲田を受験する人へ一言!
倍率が3,4倍になってくると、単純に実力が高い上位25%が受かるという訳では無いと思います。ずば抜けてる一部の人を除くと、問題の相性が良かったり、分からなくて適当にマークしたところが当たっていたりと運が良い人が受かると思います。早稲田大学野球部で絶対野球をするんだという強い気持ちを持ってテストに臨めば必ず運が味方してくれると思います。受験はつい周りの人と見比べてしまいがちですが、自分の強みや弱みとしっかり向き合い少しでも点数を上げて合格出来るように頑張ってください。
【一般浪人】
Q.いつ早稲田を志望するようになったのか?その理由は?
高校に入学した段階で大学野球にも挑戦したいという意志は固まっており、高校野球に打ち込む中で「やるからには大学野球最高峰の六大学のユニフォームを着てプレーがしたい」と考えるようになったのが早稲田大学の存在を意識するようになった最初のきっかけでした。はじめは六大学の中で特段早稲田を志望していたわけではありませんでしたが、早慶戦や早稲田の校風への憧れから、徐々に「早稲田に入りたい」という思いが強くなっていったような気がします。
Q.具体的な勉強方法は?
受験勉強の計画や具体的な解法などは十人十色であり、正解が一つに絞られるものではないと思うので、周りの先生や予備校のアドバイスをもとに自分なりの方法を見つけていくのが良いと思います。この場では、私自身が受験勉強を通じて経験した、比較的多くの受験生の方に当てはまるであろう内容に絞ってお伝えできればと思います。
一つ挙げるとするならば、「自分一人でできる勉強」と「授業中にしかできない勉強」を自分の中でしっかりと区別しながら日々生活することがとても大切です。多くの皆さんの受験勉強は、学校や予備校で受ける授業時間と、それ以外の自学の時間の二つで成り立っていると思いますが、どちらの時間も無駄にすることはできません。例えば英語の長文読解の勉強において、単語をリストアップして意味を調べる作業は「自分一人でできる作業」ですが、一方で設問を見るタイミングや効果的な読解テクニックを学ぶのは「授業中にしかできない勉強」です。このように両者の違いがあるのにも関わらず、自学の時間に我流の解法を考え込んでいても非効率的ですし、反対に単語の意味ばかりを確認している授業があれば、あまり効果的な授業とは言えないでしょう。このように、その場面に適切な勉強を行う意識を持つことが非常に大切だと感じます。英語:
大学受験における英語の勉強は、一般的に単語→文法→長文読解(リスニング)の三段階に分けられますが、中でも文法の勉強を疎かにしないことが大切だと感じました。ここでいう「文法の勉強」はあくまで「文法問題を解くための対策」という意味合いです。実際の英語の長文を読む際に詳細な文法的知識が必要はないかもしれませんが、入試で問われる「文法問題」は長文読解のように本文の難易度等に左右されるものでもなく、勉強すれば確実に得点できるものだと思うので、しっかりと対策を行うと良いと思います。国語:
英語の文法問題同様、漢字や慣用句の対策は手を抜かずに行うべきだと感じます。本文の難易度等によって得点が上下する長文読解とは異なり、知識を身につけていればそれだけで得点することができる分野であるため、漢字や慣用句に関する分野の配点は少ないかもしれませんが、その1点2点で涙を飲むことがないよう、しっかりと計画的に準備することが大切です。日本史:
大学受験における社会科の科目は、最終的には「暗記ができているかどうか」で全てが決まると感じますが、現在暗記できていると思っている内容が本当に「試験で使える暗記」であるかを常に確認することが重要です。「1853年( )来航」の空欄が「ペリー」であるといった短絡的な暗記では、実際の入試問題で合格点を取ることはできないと思います。それぞれの出来事の経緯やその影響も含めた本質的な理解をした上で、暗記の作業に入ることが大切だと思います。Q.息抜きの方法は?
浪人時代は、予備校近くの大学に忍び込みカフェテリアで大学生に混じって問題集を解いてみたり、横浜の予備校に行く機会があった際は近くの浜辺で単語を覚えてみたり、他にも今となっては少しヒヤッとしてしまうような息抜きをよくしていました。これが良いか悪いかは皆さんの判断にお任せしますが、「どうせ勉強するならどうにか前向きな気持ちでやれる方法はないかな」という視点は常に持っていた気がします。早慶戦の映像を見たり、早稲田大学の校歌を聴いたりしたこともありました。長い浪人生活ですので、皆さんも自分なりの息抜きの方法を探してみてください。
Q.早稲田を受験する人へ一言!
受験勉強は一人で机に向かう生活が長くなると思いますが、このひとりの時間を機に、変に周りと群れたりせず、自分自身とじっくり向き合ってみるのはどうでしょうか。「受験は団体戦」などという標語があるようですが、私は全くそうは思いません。目指している大学もそれぞれですし、試験会場に行って入試を受ける時は結局一人きり。誰も助けてはくれません。自信を持って入試に臨めるよう、淡々と準備を進めていくのが良いと思います。
特に浪人しているそこのあなた。浪人なんて何年も何年もするものではないと思います。浪人の1年間くらい覚悟を決めて、周りとベタベタしてないで一人で頑張ってみてください。他人に引っ張ってもらわないと頑張れないようでは、何年浪人したって受かりません。自分の受験勉強くらい自分でマネジメントしましょう。
一方で、少し矛盾するかもしれませんが、先ほどから繰り返しているように浪人の1年間は自分という人間を見つめ直す良い期間です。受験勉強はもちろん大切ですが、たまには本を読んだり映画を観たり、歌舞伎や落語を見に行ったりしてみても良いのではないでしょうか。野球以外の価値観に触れる良い機会だと思います。何となく視野が広がって今まで見えていなかったものが見えるようになる気がしますよ。
そして一年後、早稲田に合格して必ず結果を出してやりましょう。神宮で活躍する夢に向かって頑張ってください。応援しています。