共通テスト利用+競技歴

- 3年
- 投手
矢後 和也
- スポーツ科学部
- 高校:日大三
- 甲子園:22夏(1回戦)
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いつ早稲田を志望するようになったのか?その理由は?
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私は華の六大学野球、その中でも輝かしい実績を持つ早稲田大学野球部に対する憧れを中学生のころから抱いていました。元々は、高校でレギュラーだったことと、過去の先輩が何人か早稲田大学に進んでいたこともあり、推薦での入学を目指していました。ただ、高校3年生になる直前の春休みの練習試合で怪我をしてしまったことで、受験を考えるようになりました。私は高校で部活動に注力してきたため、学力のみでの合格は厳しいと考えていました。しかし、入試について調べる中で共通テスト+競技歴方式の受験を知りました。この方式では部活動での成績も評価されます。これは私にとって大きなプラス要素であるため、こちらの受験方式で早稲田を目指すようになりました。
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具体的な勉強方法は?
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先述した通り、私は推薦での合格も目指していたので9月までは自己推薦の対策に追われていました。そのため、本格的に勉強を開始したのは10月からです。そして、試験で私が利用した科目は、必須の英語と数学I
Aと理科基礎(化学・物理)です。英語:
英語は私が最も時間を費やした科目です。その中で大切なのは、単語力と速読力と慣れの3つです。
単語力に関しては、隙間時間でも簡単に勉強できるため、移動時間などにやることをお勧めします。また、単語は常に勉強する必要があると私は感じます。それは、数学の公式などと比べて覚える量が多く、忘れやすいためです。一度覚えたと思っても油断せず、テスト直前までコツコツ継続することが大切です。
速読力は、単語力と慣れのどちらとも関係性があります。単語を覚えていないと読めませんし、回数を重ねることで読むスピードは上がります。共通テストは時間との勝負です。いかに速く文章を読めるかが、点数アップにつながります。
最後に慣れについてですが、共通テストは大問ごとに問題の形式が大体決まっています。そのため、各大問ごとの所要時間の目安を自分で見つけて解いたり、問題文と物語のどちらからどのような順番で文章を読むかを決めて解いたりなど、点数をとりやすい解き方を見つけるために慣れがとても大切です。慣れがあることで、本番も落ち着いて解くことができるでしょう。以上より、過去問や問題集を本番直前にはどんどん用いて、慣れを作ることをお勧めします。数学:
数学は私が得意とする教科であったため、そこまで時間は要しませんでした。ひたすら問題集を解くことで、ケアレスミスをなくすことと、時間配分を間違えないことを意識して本番に臨み、本番も納得のいく点数を取ることができました。理科基礎:
理科基礎は2科目ですが、範囲が狭いです。そのため、めげることなく、きっちり基礎を覚えることが大切です。重要な部分をきっちりと覚えれば、7割は簡単に取れると思います。100点を取ることは難しいかもしれませんが、7~8割に到達することに関しては楽な科目だと私は考えます。私は、内容を覚えて問題集を解くことの繰り返しで、グングン点数を伸ばすことができました。単純な作業ですが、めげずに頑張ることが大切です。
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息抜きの方法は?
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長めの睡眠とランニングと熱いお風呂でのYouTube視聴です。
長めの睡眠に関しては、受験のために学校に通うことがなくなる時期から私は自分の1日の生活サイクルを24時間ではなく、27~28時間に設定しました。19~20時間起きて8時間寝る、この生活習慣を送ることで寝不足になることもなく、また夜は眠くなるまで勉強するのですぐ寝つけるため、寝付くまでの無駄な時間もストレスもなくなります。ただ、受験直前には24時間のサイクルに体を戻しました。受験日に眠くならないようにするためです。
ランニングとお風呂でのYouTube視聴は連続して行います。ランニングをしてすぐにお風呂に入って、体をリフレッシュし、お風呂で好きなYouTubeを見て、気分もリフレッシュします。また、熱めのお湯に浸かることで長風呂を防ぎ、最小限の時間で心身の両方を癒すのです。逆に言えば、この時間以外は基本的にはスマホやテレビに触れる時間はありませんでした。
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早稲田を受験する人へ一言!
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受験勉強で苦しい、辛いと感じることがあると思います。その瞬間を乗り越えた人が合格に近い人だと私は考えます。いかに辛い時に頑張れたか、いかにストイックになれたかが、受験をするときの自信につながります。自信は冷静さにつながります。自信を持っていつも通り、冷静に受験を乗り越え、早稲田で豊かな大学生活を送るために、自分に負けず頑張ってください。